top of page
akiko shishido

信越トレイルツアー続き


トレイルを歩いていてとても歩きやすいのはなぜなんだろう? ふだん登山するときの道とちがって、木が道にはみ出してることもあるし、山なのでアップダウンはもちろんあるけど、全然嫌にならない。 歩くにつれ、私と森の間にある見えない壁が薄れていく感覚。 足元に確かに道は見える、その両脇にはツルアリドウシや苔などが生え、森との境界線がぼんやりしているのです。「森さん、こんにちは。お邪魔してます(^^)ちょっと通してね」と、足を進めました。

今回せっかく、整備を担当されている田村さんが同行してくださったので歩きながら整備個所に目を凝らそうとしたのですが、いくら歩いても???なのでした。歩いていて危ない個所や藪などはもちろんないのですが、明確にここでどういった手入れをしているというのが分からないのです。歩いている途中、田村さんが「こういう道が加藤さんの言っていたような道です」と教えてくださったところがありました。人が通るだけの幅、あとは木々や草が生えている自然の中にある「爪でひっかいたような一本のトレイル」

人間様が通るのに邪魔な木を全部切ってしまうのは簡単ですが、この木はちょっとかがめば通れるとか、ここだけちょっと切ろうとか。重機などを使うことなく過度な整備はしないからこそ、自然との距離感が縮まる。歩くにつれ、自然をもっと知りたくなる、そして好きになる。これがロングトレイルならではなのかもしれません。

最後に、いっしょに歩いてくださった笹岡ガイドと田村さん、そして森の家の皆様、本当にありがとうございました(^^)

閲覧数:75回0件のコメント
bottom of page