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トレイルの基礎知識

パシフィック・クレスト・トレイル/U.S.A​

パシフィック・クレスト・トレイル

U.S.A/トレイルマジック​

ジョン・ミューアー・トレイル/PCT

カリフォルニア州/U.S.A

​テアラロア/サウスアイランド/NZ

パシフィック・クレスト・トレイル/U.S.A​

パシフィック・クレスト・トレイル/U.S.A​

正確には「Long Distance Trail」いわゆる「Long Trail」。アウトドアを好きな方が一度は耳にした言葉ではないだろか。
簡単に説明すると、ロングトレイルは広大な面積を有する北米、その中でもアメリカ合衆国が本場になる。
「山の頂き付近を通過することもあるが、必ずしも山の頂きを目指すだけを目的とせず、自然の道を中心に長い距離を歩く」
いわゆる「山歩き」だろうか。登山が縦方向に頂上を目指す「山登り」なのに対して、トレイルは横方向に歩いていく。
登山の数千メートルの標高差の環境の変化とは異なり、トレイルは横方向に長い距離を歩くため、砂漠・森林・高地エリア等、環境の変化も大きく、それに伴い多くの動植物に巡り合う。そして数か月に及ぶ道のりの場合、季節までもが変わっていく。
また、一気に数千キロの道のりをスタートからゴールまで歩く「スルーハイク」、数年間を掛けて部分的につなぎ合わせて全行程を歩く「セクションハイク」、日帰りで楽しむ「デイハイク」と大きく分けて3種類の歩き方がある。

トレイルで守って頂きたい事(調査時も含めます)

私達は、自然環境を今より良い形で引き継ぐ為、アメリカのトレイルに習い

 

「LEAVE NO TRACE」

 

自然の中に人間の痕跡を残さない。

 

つまり、「ハイカーがトレイルに残していいのは足跡だけ」とします。

 

1.トレイル利用は自己責任でお願いします。

 

トレイルは、自然の中を歩きます。私達は、「自然を知り親しみ愛着する。

その心が自然保護へ向かう。」その為にトレイルがあると考えます。

その為、トレイル整備は極力自然環境に手を加えません。

また、自然の中で過ごす事から、自然による脅威がある事が予測されます。

自然を知る為にも、動物の危険、天候の変化による危険等を予め知って頂き

トレイルにおいては、全て自己の責任においてご利用ください。

 

2.野生動物にエサを与えないでください。また、食べる機会を与えないで下さい。

 

トレイルで動物を見かけた際は、絶対に食べ物を与えないでください。

また、食べ残しを捨てないでください。(果物の皮なども持ち帰ってください)

動物が人間の食べ物の味を覚えると、匂いに集まってきます。野生動物の遭遇

の危険が増します。また、周辺の地区において野生動物が食料を求め人間の生活

圏内に入り込みます。周辺地域の農作物の被害や、周辺地域の人が野生動物と遭

遇し、危険に巻き込まれる可能性があります。

また、水源では絶対に食器を洗わないで下さい。食べ残しによる水源の汚染、洗

い流した食べ残しが岸に漂着し、野生動物が人間の食べ物の味を知る機会になります。

 

3.植物を採らないで下さい。

 

蔵王エリアには、高山植物などが多く咲いています。採らないで見守るだけにしましょう。

 

4.トイレについて

 

出来るだけトイレ設置場所で行うようにして下さい。また、事前に済ませてから

トレイルをご利用ください。

 

やむを得ない場合は、以下のルールを厳守して下さい。

※トイレ用スコップは必ず持参して下さい。

 

(1)排尿について

 

水源から30m離れた場所で、人目の付かない場所で行ってください。

(2)排便について

水源から30m以上離れて、地表から20cm以上掘ってから行ってください。

排便が済んだら速やかに土をかけて埋めてください。

 

上記の際に使用したちり紙は、ゴミと一緒に持ち帰ってください。

絶対に捨てたり、燃やしたりしないでください。

 

※森林限界線(森林の無いエリアでは、必ずトイレを利用するか、簡易トイレを

持参して下さい。簡易トイレを使用する際は、必ず持ち帰ってください。

 

5.焚き火について

 

許可のある場所以外では、絶対に行わないでください。

許可のある場所で利用する際、以下のルールを厳守して下さい。

 

(1)落ちている枝等を利用する。絶対に木を折ったり、切ったりして使用しない。

(2)完全に消化したと思っていても火が消えていない場合があります。必ず水を掛けて

   消火して下さい。

 

6.各市町村のルールを守ってください。

トレイルは、多くの市町村を通過します。その地域のルールに沿って行動してください。

 

7.他のハイカーや地域の方に配慮してください。

トレイル通行の妨げになる行為や迷惑行為は禁止させて頂きます。

また、トレイルの入り口でも、周辺住民の方のご迷惑とならないようルールとマナーは

守りましょう。

 

これらのルールを守り、「次の世代へ」より良い環境をバトンタッチしていきましょう。

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